工事中の写真です。
少々専門的な部分もありますが、
建物がつくられていくプロセスを垣間見ることができます。
ご賞味あれ。
□地鎮祭
いよいよ着工です。
小さな祭壇を用意し、御祓いをします。
真夏のとても暑い日でした。
解体工事が終わり着工をまつばかりです。
□地盤改良工事
何事も基礎が肝心。
柱状改良という工法にて軟弱地盤を強固な地盤へと改良していきます。
一見乱暴な感じで行われる工事ですが、
必要な強度が出ていることを、 コンピュータで数値管理しながら行うハイテク(?)な工事です。
柱状改良とは、柱状(円筒状)に地盤をドリルで攪拌しながら、セメント注入していく工法です。
丸いところが改良された地盤です。
□山留工事・掘削工事
地面を掘る前に、周囲に鉄骨を打ち込み、隣地が崩れるのを防止します。
掘削していくと、地下水が出てきました。
ポンプで排水をしながら作業を進めていきます。
□床付け・砕石工事
必要な深さまでレベルを確認しながら慎重に掘り進めます。
掘りすぎては、地盤改良が水の泡となってしまいます。
その上に砕石を敷き詰め、転圧機で締め固めます。
□防水工事
敷地は地下水位が高い所のため、基礎下を全周防水シートで包みます。
グレーのじゅうたんみたいなものが防水シートです。
ベントナイト溶液を含浸させたシートです。
ベントナイトとは、水を含むと大幅に膨張する性質があり、
周囲に水があるほど、水密性が高くなります。
水漏れをしないよう確実に施工されているかを丁寧に確認します。
□捨てコン・墨だし工事
捨てコン工事とは、薄い厚さのコンクリートで、
その上に、墨を付けたり、型枠を精度よく立てたりできるような、
床をつくるための工事です。
その上に、建物の基準線となる墨(線)を引いていきます。
敷地の上に原寸の図面を書くようなものです。
建物の基準となる線ですから、慎重に確認し、間違いのないことを確認します。
また、この時点で周囲との関係を確認し、設計図通りのまま進めてよいのか最終判断します。
□鉄骨製品検査
鉄骨の製作工場へ行き、図面の通りに製品が製作されているのかを確認します。
サイズ、精度、溶接の具合、穴あけの位置など、細部まで確認していきます。
出動をまつ製品たちです。
私は工場の燐とした空気がとても好きです。
□鉄骨建て方工事
青空に鉄骨が浮かぶ姿はいつ見てもキレイだなと思ってしまいます。
位置や向きを間違えぬよう確認しながら進めていきます。
SRCの壁柱という特殊な柱の建物です。
鉄骨に鉄筋コンクリートを巻いた薄い柱です。
丸く空いている穴は、コンクリートが 充填されやすくするための穴や、
設備の配管を貫通させるための穴です。
□配筋工事
図面に従い、ひとつづつ丁寧に施工していきます。
もちろん、一本でも抜いたりはしません。(笑)
図面とおりに施工されているのか、
太さ・長さ・間隔など、隅々まで指差し確認していきます。
鉄板に小さくあいている穴は、鉄筋や、セパレータ(型枠を引っ張るための棒)を通すための穴です。
鉄骨の製作の時点で、全ての穴を決定しました。
これが非常にしんどい作業でした。

□型枠・スリーブ工事
鉄筋を組んだところから、型枠を建てていきます。
丸い筒は、設備の配管・配線を貫通させるための穴になります。
スロープの型枠です。
微妙な勾配のため、現場で原寸を書きながら、組み立てていきます。
□全景
敷地は、東京・表参道にあります。

□打ち込み配管工事
電気の線を通すための配管をコンクリート内に埋め込みます。
プラスチックのようなチューブです。
何が見えるかな?
□ガス圧接工事
太い鉄筋は、溶接で継いでいきます
関節のように膨らんだところが溶接部分です。
□建て方工事 その2
今度は、丸柱です。
この中の一本は、中まで鉄が詰まっているの無垢の柱です。
頭についている触角みたいなのは、コンクリートに埋め込まれます。
コンクリートから引き抜けないようにするためのものです。
スラブ(床)の型枠から頭だけが出ている状態です。
黄色い型枠は、打ち放し仕上用のものです。
□型枠工事
階段部分などの斜めの型枠は、材料の上に原寸の絵を書いて製作します。
□杉板本実型枠工事
杉板を型枠として、コンクリートの表面に木目を転写します。
少しづつ成長していきます。